【7つの知恵】バビロンの大富豪【読書】

皆さんこんにちは、たたらです。

本日は私のお金に対する価値観を大きく変えてくれた、「著: ジョージ・S・クレイソン、訳: 大島 豊、バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」を紹介したいと思います。

最も裕福であったとされる都市バビロンに残された粘土板に学べることとは?大分前に読んだ本になりますので、再び読んで内容を思い出しながらこの記事を書かせてもらいますね。



本の紹介

著者紹介

この本はかなり有名なので、既に読んでいる方も多いかもしれませんね。著者のジョージ・S・クレイン先生は大学卒業後、1898年の米西戦争に陸軍兵として参加した経験があり、兵役後に自身で出版社を設立。1926年からバビロンを舞台にしたシリーズをパンフレットにして発行しました。それらが銀行や保険会社、経営者の間で流行し、一般的に大流行することとなりました。そんな「THE RICHEST MAN IN BABYLON」を編集したのが、大島豊先生です。大島先生は翻訳家だけでなく作家としても活躍されており、著書には「アイリッシュ・シュージックの森」、訳書に「火星シリーズ」「驚異の発明家の形見函」などがあります。

金融教育における普及の名作!

本書の魅力はなんといっても現代にも通用する大富豪たちの成功の秘密です!!

「冨とは、手に入れるための単純な法則を理解し、それを守りさえすれば、いくらでも手にすることができる」と断言。人生の指針と勇気を与えてくれる「黄金の知恵」と胸躍るストーリー!
本書、『バビロンの大富豪』(原題「THE RICHEST MAN IN BABYLON」)は、刊行以来80年以上経過している作品ですが、いまだにその人気は衰えることを知らず、欧米の多くの人に愛読され続けている名作です。
本書の書かれた1920年代と現代とでは、社会背景や経済情勢など表面的には大きな変化をとげていますが、しかし、本書の核心をなす「繁栄と富と幸福の原則」は全く不変であり、むしろ現在の日本においてこそ、学ぶべき内容といえましょう。
老若男女を問わず、ぜひ多くの方々に本書に綴られている「黄金の知恵」を知っていただき、日々の暮らしの中に活かしていただけたら、と願っています。

(出典: Amazon.co.jp, 商品紹介ページ.)

私自身のお金への考え方の大元は全てこの1冊といって良い程の内容になっています。上記にもあるように金融教育に弱い現代日本に生きているからこそ皆さんに読んで頂きたいと思います。

黄金の7つの知恵

大富豪アルカドは王に依頼されて市民達に講義をすることになりました。その際に残した7つの知恵が以下の通りです。

第1の知恵ー財布を太らせることから始めよう

第2の知恵ー自分の欲求と必要経費とを混同するべからず

第3の知恵ー貯めた資金は寝かさずに増やすべし

第4の知恵ー損失という災難から貴重な財産を死守すべし

第5の知恵ー自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ

第6の知恵ー将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取り掛かるべし

第7の知恵ー明確な目的に向かって、自己の能力技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし

(出典: 著: ジョージ・S・クレイソン, 訳: 大島 豊, バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか, グスコー出版, 2021:5,p71.)

第1の知恵ー財布を太らせることから始めよう

皆さんは毎月どれほどの貯金をしているでしょうか?私は収入の2-3割程度は貯金と投資に回しています。財布を太らすというのは、毎月何があっても収入の1割は必ず財布に貯金してみなさい。収入が増減しようが必ず財布はパンパンになる。」ということですね。私も実践するようにしてからみるみる内にお金が増えています。ちなみに最低1割というのは本文内で言及されております。

第2の知恵ー自分の欲求と必要経費とを混同するべからず

そうは言っても、「子供の養育費があるから」「食費が嵩むから」「家のローンが残ってる」など収入の1割なんてどうやって残すんだ!!という方もいるかと思います。そんな方にはこの第2の知恵ですね。

私達がそれぞれ必要経費と呼んでいるものは、自分で気をつけていない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなってしまうものなのです。

(同: p53.)

「家賃が高いなら安いところに引っ越す」「不要なサブスクを解約する」「携帯プランを見直す」「電気代を抑える」などなど、パッと思い浮かぶだけでも固定費を抑える方法はたくさんあります。これらを意識して実践することで案外苦労を感じることなく収入の1割は貯蓄に回せます。自分の欲求と必要経費とを混同するべからず!!

第3の知恵ー貯めた資金は寝かさずに増やすべし

第1、第2の知恵を実践している方にはお金が増えていくことは確実です。しかし、ただ貯金しているだけでは意味がありません。お金にも働いてもらうことが重要です。私も預金口座にお金が貯まっているのを見るのが好きな時がありましたが、これではただそこにあるだけの使えないお金達です。インフレが起きるとそのお金の価値は際限なく下がってしまいます。様々な方法で投資をしてお金の流れを作りましょう!

貯めた金は最後の1銭にいたるまで働かせること。さすれば畑の家畜のように仲間を増やし、あなたの財布には途切れることなく富が流れ込んでくるのです。

(同. p59.)

第4の知恵ー損失という災難から貴重な財産を死守すべし

しっかりと貯蓄をして上手く金の流れを作ることができても損失を生んでしまえば資産はなくなります。楽して大きな儲けに飛びついたり、専門でない人に聞いて事業投資してしまうなど以ての外です。まずは、元本を確保することが重要です。元本までなくす危険のある投資は健全ではありません。自分の行おうとしている投資について危険性をしっかりと調べるようにしましょう

第5の知恵ー自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ

自分の庭に実った無花果や葡萄を食べることは、人間として喜びとするところです。自分自身の住まいを持ち、誇りをもって手入れできる庭を獲得することで、人は自信を持ち、何をするにしてもいっそう努力するようになります。

(同. p61.)

自分の家を持つことは、必要な支出が減り、自分の欲求を満たすことに使える金額が増えることを意味します。私はこの知恵についてはなかなか実践することができていません。持ち家を持つのって大変ですよね。転勤が多い方などもいらっしゃると思うので、そういった方はここは深く気にしなくても良いかもしれませんね。

第6の知恵ー将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取り掛かるべし

これはどんな方にも当てはまることだと思います!「どうせ今から考えても大した額にならないしな。」そんなことは全くもってありません!思い立ったが吉日の言葉通り、やり始めた時に遅すぎるなんてことはないのです。是非、将来について何も考えていない方は今日から何かやり始めてください。どんな小さなことでも良いので1つ1つ積み重ねることが大切です

第7の知恵ー明確な目的に向かって、自己の能力技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし

 望みなければ、達成なし。強く、明確な望みを持つべし。たいていの望みというのは、単にぼんやりと『何かが欲しい』という程度のものです。ある人間が『金持ちになりたい』と望んだとしても、それは目的がはっきりしているとは言えません。『金貨五枚が欲しい』と望むのであれば、その望みははっきりした形を取り、実現に向けて努力できます。『金貨五枚が欲しい』という望みを、しっかりした目的意識を持って実現したとすれば、次には同様のやり方で金貨十枚を手に入れられるでしょうし、次には二十枚、やがては千枚となってゆくでしょう。そこまでくればもう立派な金持ちです。

(同. p67.)

漠然とした「お金持ちになりたい」という望みは目的がはっきりとしていません。しかし、ここで注意したいのは、望みは明確にするべきですが単純でなければいけないということです。望みが複雑すぎると自身の限界を超えてしまいます。上記の様に「金貨5枚が欲しい」といった単純明快な目標を立てることから始めていきましょう。

まとめ

如何だったでしょうか?今日から何か一つ始めてみよう!という気持ちになりましたかね?他にもたくさんのエピソードがあり、本書を全て読んでいただくと自身の価値観がまるっと変わってしまいます。ちなみに私が最も心に刺さった話は幸運とはチャンスのあとにくることが多いというものです。誰にでもチャンスというものは訪れます。そんな時に、迅速に!断固たる決意で!行動することが大切であるということを身に刻みました。ぐずぐずして優柔不断なものは舞い降りたチャンスに気づいていないのだということですね。

みなさんも断固たる決意で小さなことを始めてみてくださいね。本日もお付き合いありがとうございました。

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