皆さんこんにちは、たたらです。
今回は娘のエリシア大好き、親バカのヒューズ中佐ですね。
ヒューズは家族が大好きなところも、決めるところは決める男らしさも、エルリック兄弟を心配してくれる優しさも大好きなキャラです。
おじさんキャラ最高ですね。
ネタバレ要素も少し含みますので苦手な方はブラウザバックをお願いします。
悩むウィンリィ
エドのお見舞い帰りにヒューズの家にお呼ばれしたウィンリィ。
エリシアの誕生日パーティに参加させてもらい、楽しい雰囲気の中行われたヒューズとの会話。
エドが幼馴染だと手間がかかるだろ?と聞かれたウィンリィは少しずつ自分の思いを吐露していきます。
「手間がかかるっていうか心配ばっかり」
「エドは大ケガで入院してるし」
「アルは何か悩んでいるみたいだし」
ウィンリィの言葉と表情からは、2人の事を本当に心配している事が伝わって来ます。
その後も、会話は続いていきます。

【引用:鋼の錬金術師 第14話「一人っ子の気持ち」】
「本当のきょうだいなら 旅に出る事も今日のケガの事もきちんと話してくれたのかな」
ウィンリィの心を占める1番の思いは、きっとこの言葉なのだと思います。
ずっと心の奥底に居た思い。
2人にとって自分は相談できるような存在ではない…
自分だけは本当の兄弟ではないことに不安と寂しさを感じていたのかもしれません。
ヒューズが語る2人の思い
ウィンリィの独白を受けたヒューズの第一声は、
「相談しなかったんじゃなくて相談する必要がなかったんだろ」
でした。
「言葉にしなくてもウィンリィちゃんなら分かってくれるって思ったんだよあいつらは」と続けます。
「………言葉で示してくれなきゃわからない事もあります」
ヒューズの言葉を受けて、葛藤の末にウィンリィから出て来たのはそんな言葉でした。

【引用:鋼の錬金術師 第14話「一人っ子の気持ち」】
「しょーがねえよなぁ 男ってのは言葉よりも行動で示す生き物だから」
格好つけたい男の意地、どうしようもなさ、全て分かった上で出て来た言葉。
このシーンのヒューズの言葉や表情に、今までの生き様が滲み出ている様に思います。
「心配をかけたくない 重荷を自分以外に背負わせたくない」
「だから言わない」
「それでも弱音を吐いて来たら受け止めてやる」
「それでいいんじゃないか?」
エドとアルだけでなくウィンリィにも寄り添ったヒューズらしい言葉選びですね。
ヒューズ中佐の温かさを感じるセリフでした。
この人は作中でも屈指の人間臭さがある人物だと思います。
主要キャラの中では登場してた期間は1番短いのに、トップ5に入るほど存在感のある人物がヒューズ中佐です。