【悪役令嬢の矜持】最愛の義姉が救えるなら…1人の少女の人生を賭けた計画【メアリー=ドゥ】

【引用: SQEXノベル: https://magazine.jp.square-enix.com/sqexnovel/series/detail/reijounokyouji/】

皆さんこんにちは、たたらです。

今回紹介したいのは「悪役令嬢の矜持(1)~私の破滅を対価に、最愛の人に祝福を。~ (SQEXノベル) [ メアリー=ドゥ ]」です。

最近はライトノベル界隈で数多く見られるようになった悪役令嬢もの。見返してやってスカッとする反面、同じような展開ばかりで飽きてきた方も多いのではないでしょうか?

そんな「悪役令嬢もの」に一石を投じた、転生もしないざまぁもない、ただ1人の少女が愛する義姉を救うために奮闘する感動物語を紹介したいと思います(※追記: 作者のメアリー=ドゥさん曰く「『悪役令嬢もの』カテゴリでもミステリーカテゴリでもないですので宜しくお願いしますー。恋 愛 作 品 で す 。2024/10/06 X投稿より」とのことです)。

たたら
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公式ホームページは下のリンクから確認してみてね!

悪役令嬢の矜持(1)~私の破滅を対価に、最愛の人に祝福を。~ (SQEXノベル) [ メアリー=ドゥ ]

こんな人にオススメ

  • 悪役令嬢ものが好き
  • 普通の悪役令嬢ものに飽きてきた
  • 感動するストーリーが読みたい
  • 純粋な家族愛を楽しみたい
たたら
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まずはあらすじから確認していこう!

あらすじ

後妻として迎えられた母とともに伯爵家の一員となった元平民のウェルミィ・エルネスト。
そんな彼女は家でも貴族学校でも同い年の義姉を虐げ、後継者の地位も婚約者も奪い取り、最後には冷酷と噂される魔導卿に義姉を売り飛ばす。
地味で冴えない義姉に抗う術はない。
すべてはウェルミィの思うがままに。

それからしばらくして、魔導卿から夜会の招待状が届く。
自身の婚約者として義姉を紹介するのだろう。
父母とともに夜会に参加するウェルミィだったが、赴いた先では華やかな宴……ではなく、『義姉を虐げた』として伯爵家への断罪が始まった。

すべてはウェルミィの策略通りに——

これは自分が憎まれても義姉を幸せにしようと企んだ、一人の悪役令嬢の物語。

【引用: SQEXノベル: https://magazine.jp.square-enix.com/sqexnovel/series/detail/reijounokyouji/】

ウェルミィにとっての『矜持』とは?

『悪役令嬢の矜持』は、第1巻が「表」と「裏」の2部構成となっています。「表」では物語の大きな事件が展開され、「裏」では時系列に沿って各登場人物がその瞬間に何を考え、どう行動したかが詳細に描かれています。主人公だけでなく、あらゆる人物の心理描写が丁寧に描かれているため、各キャラクターがどのようにその結論に至り、どのような行動を選んだのかが理解しやすく、感情移入がしやすくなっています。

「表」の冒頭では、主人公ウェルミィの人生の最も輝かしい瞬間が描かれます。それは義姉イオーラが伯爵令息アーバインに婚約破棄された場面です。物語が進むにつれて、「悪役令嬢」としてのウェルミィの心理描写がされていき、「普通に悪役令嬢している主人公の心理描写なんて珍しいな。」と驚かされました。義姉を虐げ、ついに伯爵家と絶縁させることに成功した彼女が有頂天になる姿には、「あれ?こいつ単に性格が悪いだけじゃないか?」と思わず感じてしまうのではないでしょうか。

物語が本格的に動き出すのは第2章からです。ここでは、幼い頃からウェルミィが義姉に抱いていた憧れや親愛の情が語られます。かつて、イオーラと遊んでいる最中に足を滑らせたことが原因で、ウェルミィは大好きな義姉との時間を失うことになりました。

その時、ウェルミィの親は、自分で転んだウェルミィではなくイオーラを叱責し、その瞳の中には嗜虐的な色が浮かんでいました。両親がウェルミィを心配するふりをしながら、本当はイオーラを責め立てて虐めるきっかけを喜んでいる様子が描かれます。

この出来事をきっかけに、ウェルミィは幼いながらも、両親から義姉を守る方法を必死に模索し始めます。しかし、幼い少女一人でできることは限られており、両親の虐待は日に日に苛烈さを増していきます。ウェルミィは、義姉を守りたいという気持ちが両親に察知されないよう気を配りつつ、あらゆる手を尽くして義姉を助けようと動き出します。

そして、貴族学校への入学を1年後に控えたころ、ウェルミィは一つの決意を固めます。「お義姉さまを、この家から逃がすのよ。そのためなら、自分が破滅しても構わない」──この悲壮な覚悟の先に待つ運命を、ぜひ本作で確認してみてください。

まとめ

本作は大どんでん返しの連続でワクワクが止まらない一作となっています。特に、現在1-4巻まで出ていますが1巻だけでメインストーリーが綺麗に完結しているので1巻だけでも満足度が最高です。

1巻が気に入って他のストーリーも気になるよって方だけ2巻以降も読んでもらうのが良いと思います。

個人的には1巻最終章のウェルミィの母親が断罪された後の話も大好きです。ウェルミィとイオーラだけでなく、全ての人物に感情移入して泣いてあげてください!

現在はKindle Unlimitedにて公開されており、1巻は無料で読むことが可能です。下記のリンクから購入可能ですので、この機会にぜひ手に取ってみてください。

悪役令嬢の矜持(1)~私の破滅を対価に、最愛の人に祝福を。~ (SQEXノベル) [ メアリー=ドゥ ]

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