皆さんこんにちは、たたらです。
前回は、「サルコペニア」についてのお話でした。
前回の記事はこちら
最近の体重計には正確とはいかなくても筋肉量や脂肪量が測定できるものがありますので、これからは体重だけでなく筋肉量も気にしながら計測してみてください。
今日も引き続き日頃から出来る運動を1つ紹介したいと思います。
今日の運動は「段差昇降」です。
段差昇降とは、ステッパーまたは階段を1段使用して行う反復運動です。2歩で段差を登った後に2歩で段差を降りるといった動作を繰り返していきます。
段差の登り方は好みでも構いませんが、おすすめは
1回目 登:右足→左足 降:右足→左足
2回目 登:左足→右足 降:左足→右足
といったように1セットずつ足を反対にして登る方法です。
段差昇降には優れたポイントが5つあります。
- ながらで運動ができる
- 大腿四頭筋に効率良く負荷をかけられる
- 負荷の調整が簡単
- 有酸素運動になる
- 日常生活と同じ動作で鍛えられる
順番に説明していきましょう。
1.ながらで運動ができる
段差昇降は段差を登り降りしているだけなので、段差さえあれば音楽を聴きながらやテレビをみながらでも行うことが出来ます。もちろん1歩ずつ集中して行うのもアリです。
自分の好きなやり方に合わせて方法を変えることが出来るのが素晴らしいですね。
2.大腿四頭筋に効率良く負荷をかけられる
極論、筋力トレーニングはどんなやり方でも力が入りさえすれば鍛えることは出来ます。では、なぜ正しいトレーニングの仕方というものがあるかと言えば、「的確に鍛えたい筋肉を使える」「怪我をしにくい」この2点を求めているからです。
段差昇降は歩く時や階段を登る時に最も重要な大腿四頭筋を重点的に使うことができるのです!
また、段差を登り降りしているだけなので真っ直ぐ足を出すことを意識すれば怪我をしにくい種類のトレーニングでしょう。
3.負荷の調整が簡単
段差昇降は回数でも時間でも自由に調整が可能なため簡単に負荷の調整が出来ます。
自分に無理のない範囲で初めてみると良いでしょう。
※いきなり1時間やり続ける!などはさすがに身体を痛めます。健康な生活を考えると本末転倒なので本当に注意してください。
4.有酸素運動になる
有酸素運動は体内に酸素を取り入れながら行う筋肉への負担が少ない運動です。有酸素運動としてよく行われるのがウォーキングですね。
体力作りのために毎日外に歩きに行くと気候に左右されて辛い時もありますが、段差昇降は室内で快適な環境を作って行うことが出来るので良い有酸素運動になりますね。
5.日常生活と同じ動作で鍛えられる
トレーニングにおいてここが一番重要な部分なのですが、ひたすらに筋肉をつけるというのは運動面ではあまり役に立ちません。ボディビルダーのように見た目を重要視する場合は全く問題ないのですが、健康な生活を目指す上で重要なのは使える筋肉であることです。
野球未経験のボディビルダーがどれだけ鍛えてもホームランが打てないのは当然でしょう。
つまり、歩くことや階段を登ることも反復練習が必要ということです。
段差昇降は正に「段差を登る動作」なので日常生活に活きる運動というわけですね。
最後に
簡単にですが本文中に出てきたステッパーについてです。
ステッパーは段差昇降をするための機器で、材質の違いや高さ調節が出来る機能があったりします。
道具にもこだわる人は吟味しても良いと思いますが基本的には20cm(自宅の階段)の高さであれば何でも良いと思います。一応下記に紹介しておきますね。
「それなら階段で良いじゃん。」と思う場合は階段でするのがおすすめです!
本日もお付き合いありがとうございました。