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B&W Pi6を自腹で1年使ったレビュー|音質・ノイキャンは満足、でもバッテリーに弱点あり【Pi8との違い・リセット方法も】

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皆さんこんにちは、たたらです。

5年ほど使い込んでいた「Soundcore Liberty 2 Pro」が電極の接触不良で使えなくなり、2025年7月のAmazonプライムデーで買い替えたのがBowers & Wilkins(B&W)の完全ワイヤレスイヤホン「Pi6」です。

自腹で買って、そこから1年以上ほぼ毎日使っています。

発売直後のレビューはたくさんありますが、1年使ってみて初めて分かったこともありました。良いところも困っているところも、そのまま書いていきます。

結論:音には今も満足、ただし数日放置するとバッテリーが空になる

先に結論です。

音質とノイズキャンセリングには、1年以上たった今も満足しています。同じ価格帯ではトップクラスの音だと思っています。

一方で、ずっと困っていることが1つあります。数日使わずに置いておくと、つなごうとしたときにバッテリーがほぼ空になっていることです。ファームウェアを最新にしても変わりませんでした。

なので、おすすめできる人とそうでない人ははっきり分かれます。

Pi6が向いている人

  • 毎日の通勤・通学で使う
  • 音質を最優先で選びたい(iPhoneユーザーも含む)
  • 完全な無音より、少し周りの音が残る自然なノイキャンが好き

Pi6が向いていない人

  • 週末だけ、出張のときだけなど、数日おきにしか使わない
  • ワイヤレス充電がないと困る
  • イコライザーやボタン操作を細かくカスタマイズしたい
  • 音ゲーやFPSなど、音のタイミングが大事なゲームに使いたい

ここから、それぞれ詳しく書いていきます。

Bowers & Wilkins Pi6の基本スペック

項目内容
発売日2024年9月
発売時の価格45,100円
ドライバー12mm バイオセルロース
Bluetooth5.4
対応コーデックaptX Adaptive / aptX Classic / AAC / SBC
マルチポイント対応(2台)
ノイズキャンセリング対応(外音取り込みあり)
イコライザー2バンド(低音・高音)
バッテリーイヤホン単体で最大8時間(ノイキャンON)、ケース込みで最大24時間
充電時間約2時間(15分の充電で約2時間再生)
ワイヤレス充電非対応
防水・防塵IP54(イヤホンのみ)
重さイヤホン片耳7g、ケース46g
付属品イヤーピース(XS / S / M / L)、USB-C to Cケーブル(60cm)
カラーストーム・グレー、クラウド・グレー、グレイシャー・ブルー、フォレスト・グリーン

(出典:Bowers & Wilkins公式サイト・取扱説明書)

1年以上使ってわかったこと

音質とノイキャンは今も不満なし

1年以上使った今も、音質への満足度は買ったときから変わっていません。

ノイキャンの効き方が弱くなったと感じることもありません。

数日放置するとバッテリーがほぼ空になる

いちばん困っているのがこれです。

毎日使っているうちは気になりません。ところが、数日使わずに置いておいてから使おうとすると、バッテリーがほぼゼロになっていて、すぐには使えないことがあります。

これがかなり不便です。

取扱説明書では、ケースにしまったイヤホンは自動で待機状態になって充電される仕組みと書かれています。ケースに入れておけば減らないのが本来の想定のはずです。

実は、海外のレビューサイトでも、数日使わずにいたらバッテリーが完全に空になっていたという報告がありました。自分の個体だけの問題ではなさそうです。

試したことと結果は次のとおりです。

  • ファームウェアを最新に更新した → 変わらなかった

【計測中】 現在、イヤホンとケースを満充電にしてから放置し、1日ごとに残量がどれだけ減るかを計測しています。結果がそろったらこの記事に追記します。

今のところの付き合い方としては、数日使わなかったあとは「出かける前日に一度ケースごと充電しておく」のがいちばん確実です。

なお、取扱説明書ではバッテリーの健康のために「3週間に1回はイヤホンとケースを満充電する」ことが推奨されています。しばらく使わない時期がある人は覚えておくといいと思います。

ケースは滑りやすいのでカバー推奨

ケースの表面がつるっとしていて滑りやすいです。Pi6用のケースカバーは各社から出ているので、傷や落下が気になる人は一緒に買っておくと安心です。

音質:空間の広さに驚いた

届いてすぐに、THE FIRST TAKEのポルノグラフィティ「アゲハ蝶」を聴きました。

最初に驚いたのは、音が鳴っている空間の広さです。耳元で鳴っているというより、音に包まれているような感覚になります。

もう少し具体的に書くと、こんな印象です。

  • 低音:量で押してくるタイプではないけれど、ベースやドラムがしっかり身体に響く
  • ボーカル:息づかいまで聞き取れるくらいはっきりしているのに、近すぎない
  • 高音:シンバルなどが刺さらず、長時間聴いていても耳が疲れにくい

自分はiPhoneで使っているので、接続はAACです(理由は後で書きます)。それでもこの音なので、aptX Adaptiveで聴けるAndroidならさらに良いのかもしれません。

ノイズキャンセリング:自然な効き方

完全な無音になるタイプではなく、静かな部屋で外の音がうっすら聞こえる程度に抑えてくれる効き方です。

個人的には完全な無音が苦手なので、このくらいがちょうどいいです。電車の中なら、音楽や動画に集中するには十分でした。

ノイキャンをオンにしても音質が変わらないのも気に入っているところです。

装着感:激しく動いてもずれない

見た目からは想像できないほどフィット感がいいです。

かなり激しく頭を振ってみてもずれる気配がありませんでした。片耳7gと軽いので、長時間つけていても疲れにくいです。

イヤーピースはXSからLまで4サイズ付いているので、耳の小さい人でも合わせやすいと思います。

1年使って気になった点

形が持ちにくく、取り出すときにタッチが反応する

イヤホンの外側に向かって細くなっていく形なので、手が大きいと持ちにくいです。表面もプラスチックで滑りやすく、通勤中に落としそうでヒヤッとします。

つまみ直しているうちにタッチセンサーに触れてしまい、着けたり外したりするたびに操作が反応することもあります。

システム音が大きい

システム音が大きめです。普段から小さい音量で聴いている人は、うるさく感じると思います。

音量が0になるたびに「ピッ」と鳴るのも地味に気になります。システム音だけを小さくする方法は、今のところ見つけられていません。

カスタマイズできる範囲が狭い

専用アプリ「Bowers & Wilkins Music」のイコライザーは、低音と高音の2つだけです。

ボタン操作も、長押しを「ノイズコントロール」と「音量調整」のどちらにするかを選べるくらいです。

自分はあまりこだわらないので困っていませんが、細かく音を作りたい人には物足りないと思います。

ワイヤレス充電に対応していない

この価格帯ではワイヤレス充電に対応しているイヤホンも多いので、ここは惜しいところです。普段から置くだけ充電を使っている人は注意してください。

iPhoneで使うときに知っておきたいこと

接続は簡単、自動でつながる

iPhoneとのペアリングはとてもスムーズでした。一度設定すれば、ケースを開けるだけで自動でつながります。

iPhoneではaptX Adaptiveが使えない

Pi6の売りの1つはaptX Adaptiveという高音質の接続方式ですが、iPhoneはこれに対応していません。iPhoneで使う場合はAACでの接続になります。最新のiPhone 18 Proでも、aptX Adaptiveには対応していません。

自分は上位モデルのPi8とかなり迷いましたが、iPhoneで使う以上、Pi8の目玉であるaptX Losslessも使えないので、Pi6を選びました。

ゲーム用途は向き不向きがある

Pi6には、音の遅れを減らすゲームモード(低遅延モード)がありません。

音ゲーやFPSのように音のタイミングが勝敗に関わるゲームなら、低遅延モードのあるイヤホンを選んだほうが安心です。

操作はタッチで十分

1〜3回のタップで再生・停止、曲送り、曲戻しができます。自分がいちばん使っているのは、左を長押ししてのノイキャン切り替えです。

普段はスマホ側で操作することが多いので、これだけできれば十分でした。

雨の日や汗をかく日も気にせず使える

イヤホン本体はIP54の防塵・防水に対応しています。雨の日や、暑くて汗をかく日も安心して使えます。

ただし、防水・防塵なのはイヤホン本体だけで、ケースは対象外です。

Pi8・旧モデルとの違い

Pi8との違い

同時に発売された上位モデルのPi8との主な違いをまとめます。

項目Pi6Pi8
発売時の価格45,100円72,600円前後
ドライバー12mm バイオセルロース12mm カーボンコーン
最上位のコーデックaptX AdaptiveaptX Lossless
バッテリー(ノイキャンON)単体8時間 / ケース込み24時間単体6.5時間 / ケース込み20時間
イコライザー2バンド5バンド
ワイヤレス充電非対応対応
ケースからの音声送信(トランスミッター機能)なしあり

Pi8は、ケースをパソコンなどに有線でつないで、その音をイヤホンに飛ばせる機能があります。Pi6にはこの機能がありません。

逆に、バッテリーの持ちはPi6のほうが長いです。

iPhoneユーザーで、ワイヤレス充電やトランスミッター機能にこだわらないなら、Pi6で十分だと思います。

Pi7 S2からの買い替えなら

旧モデルのPi7 S2と比べると、Pi6はバッテリーの持ちが大きく伸びていて、マルチポイント(2台同時接続)にも対応しました。音質だけでなく、毎日の使いやすさも上がっています。

うまくつながらない・おかしいときの対処法

ここでは、取扱説明書に書かれている手順をまとめておきます。

音がブツブツ途切れるとき

自分が買ってすぐに経験したのがこれです。届いた状態のままだと音がブツブツ途切れて、聴けたものではありませんでした。

専用アプリ「Bowers & Wilkins Music」からファームウェアを更新したら直りました。買ったらまず最初にアップデートしておくのがおすすめです。

ペアリングする方法

最初の1台は、イヤホンを入れたままケースのフタを開けるだけでペアリングモードになります。ケースのランプが青く点滅していればペアリングできる状態です。

iPhoneの場合は、専用アプリを使うと案内に沿ってペアリングまで進められます。

2台目をペアリングする方法

左右のイヤホンを同時に3秒長押しすると、ペアリングモードになります。イヤホンがケースに入っていても、耳に着けたままでもできます。

2分以内にペアリングしないとペアリングモードが終わるので、その場合はもう一度長押ししてください。

マルチポイントで切り替える方法

2台につながっていても、音が出せるのは1台ずつです。

切り替えるときは、1台目の再生を止めてから、2台目で再生を始めます。再生中の1台目に割り込ませることはできないので注意してください。

反応しないときは再起動

イヤホンやケースが反応しなくなったら、まずイヤホンをケースに入れてフタを閉め、ランプが緑色に点灯するまで充電してみてください。

それでもだめなら再起動です。

  1. イヤホンをケースに入れてフタを閉める
  2. USB端子の横にある、くぼんだボタンを8〜10秒長押しする
  3. 途中でランプがオレンジ色に点滅しても離さず、ランプが消えるまで押し続ける

ボタンは小さいので、SIMピンのような先の丸いもので押すとケースを傷つけずにすみます。途中で離すと次に書く初期化になってしまうので、ランプが消えるまで押し続けるのがポイントです。

それでも直らないときは初期化(リセット)

再起動で直らなければ、初期化(工場出荷時の状態に戻す)を試します。

  1. イヤホンをケースに入れてフタを閉める
  2. USB端子の横のボタンを3〜5秒長押しする
  3. ランプがオレンジ色に点滅し始めたら離す
  4. ランプがオレンジ色の点灯に変わり、緑色になったら完了

初期化したあとは、スマホなどのBluetooth設定からPi6を一度削除して、ペアリングし直す必要があります。

価格と買い方

発売時の価格は45,100円でしたが、2026年11月時点では2万6千円前後まで下がっています。

自分は2025年のプライムデーで買いましたが、セールが終わったあとのほうが安くなっていたこともありました。Amazonのセールのときだけが特別に安いわけではないので、価格比較サイトで推移を見てから買うのがいいと思います。

中古で買うのは、個人的にはおすすめしません。バッテリーの減り方に癖がある機種なので、前の持ち主の使い方によってバッテリーがどれだけ傷んでいるのか、外からは判断できないためです。

まとめ

Bowers & Wilkins Pi6を1年以上使ってみて、音質とノイキャンには今も満足しています。

一方で、数日放置するとバッテリーが空になるという弱点は、ファームウェアを更新しても直っていません。

毎日使う人にとっては、2万円台でB&Wらしい広がりのある音が手に入る、満足度の高いイヤホンです。数日おきにしか使わない人は、このバッテリーの癖を知ったうえで選んでください。

バッテリーの計測結果は、まとまり次第この記事に追記します。

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