行動を変えるのに必要なのは「やりたいこと」ではなく「物語」!?

皆さんこんにちは、たたらです。

皆さんは「物語思考」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

物語思考とは、けんすう(古川健介)さんの書籍『物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』で紹介されている思考方法になります。

基本的には成功するための秘訣というよりは、「人生が楽しく幸せになる」ための考え方です。

「やりたいことなんて見つからない!」

「チャレンジするのは怖い…」

「自分は意志が弱くてダメ…」

そんな風に考えてしまう人におすすめなのが「物語思考」です。

具体的な思考プロセスを見てみましょう!

  1. 自分を制限している頭の枷をとる
  2. なりたいキャラクター像を設定する
  3. そのキャラを実際に動かす
  4. そのキャラが活きる環境を作る
  5. そのキャラで「物語を転がす」
たたら
たたら

順番に解説していきます!

「物語思考」のイメージ

思考プロセスを見てもイメージが湧きにくいと思いますので、以下に引用させて頂きます。

「物語思考」とはイメージとして「小説を書く」みたいな感じに近いです。

自分という「主人公」のなりたい姿を決め、「キャラ」を設定します。

それから、キャラが活きる環境を作って、物語を「転がして」いきます。

小説・漫画・アニメ・ドラマ、何でも良いのですが物語ってワクワクしますよね?

なら、人生を物語の様に考えたらもっと楽しくてワクワクする人生になるでしょ!ってことです。

「自分の好きなキャラならこんな時どうする!?」

なんて考えながら人生楽しんじゃいましょう!

日本人は過程が大好き

けんすうさん曰く、「日本人はゴールすることよりも、ゴールまでの道のりを極めるほうが好き」だそうです。

この意見には大賛成です。

私の大好きな大ヒット作品「僕のヒーローアカデミア」では、作中何度も「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ」と言っています。

主人公がヒーローとして活躍している物語ではなく、ただの少年が最高のヒーローになることを目指した過程を描いているから面白い。

だからこそ、累計発行部数1億部を突破する海外でも大人気の作品になったのでしょう。

世界でも人気なところを見ると日本人だけじゃなく、人は「過程を楽しむ生き物」なのかもしれないですね。笑

ステップ1. 自分を制限している頭の枷をとる

物語思考の第1ステップは「頭の枷をとること」です。

このステップはステップ2のための準備です。

人は目標などを立てる時に無意識に現実的なラインを探してしまいます。

「自分の年収は600万程度なら万々歳だ」とか「自分は朝時間通りには起きれない人間だから」とかですね。

こういった頭の枷は「なりたいキャラ」を設定する際の大きな弊害になります。

枷を取り払った上で理想的な「なりたいキャラクター像」を作りましょう。

ステップ2. なりたいキャラクター像を設定する

このステップでは「やりたいこと」を考えるのではなく、「なりたいキャラ」をイメージすることが大切です。

実は、過去からの積み重ねよりも「未来の状態」を設定することのほうが、現在の行動への影響度は高いんです。

過去の積み重ねで今があると考えている人は多いと思います。

私もそういう考えでした。

しかし、この考えは本質を捉えてはいないのかもしれません。

本書の例で出されていたのですが、「10年間毎日野球をしていた人」が「将来はプロテニスプレーヤーになりたい」と考えたら今日はどちらを練習しますか?

答えは当然「テニス」ですね。

つまり、「過去に積み重ねた野球」より「将来プロテニスプレーヤーになりたい思い」が今の行動を変えたということです。

長々と書きましたが、つまり影響力の大きい「なりたいキャラ」をイメージするのが行動を変える大きな1歩になるということです。

このステップが物語思考で1番大切な部分なのでじっくり考えていきましょう!

ステップ3. そのキャラを実際に動かす

キャラクターが固まれば次は実際にそのキャラクターを動かしていきましょう。

つまり、自分がそのキャラクターならどういう行動をするか?どんな決断をするか?

そんな風に考えながら日々を過ごします。

「人は、人の内面を行動を見て判断する」「自分は他人が見ているのと同じように、自分の行動を見て、自分の内面がこうだと認識する」「なので、行動を変えることで自分というキャラを変えることができる」

つまり、他人だけでなく自分も「自分の行動を見て自分のキャラを判断している」んです。

理想のキャラとして行動すればするほど自分のキャラが変わっていき、自然と行動が変化していくんですね。

ステップ4. そのキャラが活きる環境を作る

魅力あるキャラクターが活躍するには環境が大切です。

環境とは全ての大前提になるものだと思っています。

自分の好きなキャラクターが合わない環境にぶちこまれたら個性も埋もれてしまうでしょう。

どんな魅力的なキャラクターでも環境によって潰すことが出来てしまいます。

では、環境とは何なのか?

その答えはこれだと思います。

「自分の行動」はどこからくるのかを考えます。少し大胆な仮説ですが、自分の行動は「まわりが自分をどう扱うか」によって変わるのではないかとぼくは思っています。

まわりからの自分の扱い方が変わる

自分の行動が変わる

自分のキャラが変わる

こういう流れが起きると言っているわけですね。

自分はダメだと思っている人も実は環境が合っていないだけなのかもしれませんよ!

ステップ5. そのキャラで「物語を転がす」

ここまで来たら後は簡単!

なりたいキャラクターで物語を転がしていきましょう。

ところで物語を転がすとは?

みんな、いろいろ自分に言い訳をして、挑戦しないわけです。それを乗り越えるためには、自分を客観視して「物語だったらどうなると盛り上がるか?」と考えるのが有効です。そうすると、人生で挑戦する回数が増えて、チャンスが増えていきます。これをぼくは「物語を転がす」と表現しています。

人間は自分のことになると極端に臆病になってしまいます。

ずっと悩んでいた事が後から考えたら大したことはなかったなんてこと1度は経験がありませんか?

それは現状を客観的に見れていないからです。

行動が変えれない、決断ができない、なんて時には「なりたいキャラクター」ならどうしているか考えましょう。

自分を客観的に見る手助けになってくれます!

今日のしおり

この記事では「物語思考」のイメージと簡単な思考プロセスについてまとめていきました。

けんすうさんの言うとおり、「未来」は「過去からの積み重ね」よりも現在の行動に影響を与えます。

行動を変えたい

人生を楽しく過ごしたい

少しでもそんな気持ちがあるのなら、今日から「物語思考」を実践してみる。

そうしたら本当に少しのことで変化を感じる様になります!

具体的な方法は、書籍『物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』でステップ別に実例や図を交えて分かりやすくまとめてくれています。

興味が出た人はぜひ書籍を読んでください!

楽しい未来に想いを馳せて、『今』行動を変えてみましょう!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA