パワー森林香を半日ベランダで使ってみた|太さ・煙・着火のコツと正直な使いにくさ
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皆さんこんにちは、たたらです。
夏になるとベランダに出るのが億劫になります。うちは竹の生えた斜面が近いこともあって、蚊はもちろん、コバエ、蜘蛛、名前も分からない虫がひととおり出ます。ちょっと植物の手入れをするだけのつもりが、戻ってくる頃には刺されている、というのを毎年くり返していました。
そこで今年試したのが「パワー森林香」です。林業や造林の現場で長く使われている屋外専用の虫よけ線香で、キャンプ好きの間でも定番になっている商品です。赤函の30巻入りを買って、実際にベランダで半日使ってみました。
結論から言うと、太さと煙の量は評判どおりでした。ただ、買う前には分からなかった「使いにくさ」もあったので、そこも含めて書いておきます。
■ パワー森林香はどんな線香
児玉兄弟商会(富士錦ブランド)が販売している、屋外用の防虫線香です。防除用医薬部外品で、蚊の成虫・ハエの成虫の駆除、忌避、侵入阻止が効能として認められています。
有効成分はメトフルトリン。同社の通常タイプ「森林香」(緑函)に対して、メーカー比で約2倍の有効成分が含まれているのが赤函のパワー森林香です。
線香そのものの太さは、メーカー表記で「約2倍(メーカー比)」。1巻の直径は11cm、30巻入りで箱ごと622gあります。燃焼時間は1巻あたり約5時間が公称値です。
開けてまず驚くのが太さ
箱から出した瞬間に「太い」と分かります。普通の蚊取り線香と並べてみると、厚みは体感で倍くらい違います。持ったときの重量感も別物で、線香というより焼き菓子に近い手触りです。
この太さがそのまま煙の量にも表れてます。着火してしばらくすると、普通の蚊取り線香とは比べものにならない量の煙が出てきます。屋内で使う気にはまったくなりません。さすが、屋外専用。
裏を返すと、風のある屋外でこそ本領を発揮する商品です。ベランダや庭、キャンプサイトのように煙が流れていく場所向けだと考えたほうがいいです。
買う前に知りたかったこと:2巻から外すときに折れる
これが個人的にいちばん伝えたい点です。
パワー森林香も普通の蚊取り線香と同じく、2巻が中央でくっついた状態で入っています。使うときは1巻ずつ外すわけですが、これがかなり外しにくい。
普通の蚊取り線香なら軽くひねればパキッと分かれますが、パワー森林香は厚みがある分外れにくいです。そして力を入れると、分離線ではなく渦の途中で折れることがあります。私は何巻か折りました、不器用すぎなだけかも。
折れても燃やせなくなるわけではないので致命傷ではありませんが、専用の携帯防虫器に立てるときに座りが悪くなります。どうしても折れる人は平らな場所に置いて、両手で中央付近を持ち、ゆっくり左右にひねるのがコツです。
30巻入りは1巻あたりのコストが安いのが魅力ですが、この「外しにくさ」は体感するまで分かりませんでした。
着火:普通のライターで10-15秒
太い線香は火がつきにくい、というのは事前に読んでいたとおりでした。
100円ライターで炎を当て続けて、自力で赤く燃え続けるようになるまで10〜15秒くらいかかります。普通の蚊取り線香が数秒で着くのに慣れていると、最初は「本当に着いているのか」と不安になる長さです。
コツは、炎を当てる場所を線香の先端の角に絞ること。平らな面に炎を当てても熱が逃げてしまい、なかなか着きません。角を狙って、白い煙がしっかり立ち上がるまで待ってから離すと失敗しません。
10秒以上ライターを持ち続けると本体が熱くなるので、風防付きのターボライターを持っている人はそちらのほうが快適だと思います。マッチは、消えてしまって着火に苦戦したという声も見かけるので、あまり向いていないかもしれません。家にマッチがなくて試してないです、ごめんなさい。
ベランダで半日使ってみた結果
竹の斜面が近い環境で、ベランダ作業をしながら半日使いました。途中で室内に入って植物を入れ替えたりと、出入りも何度かしています。
結果として、この日は刺されませんでした。出入りのときに蚊が室内に入ってくることもなく、半日ずっと落ち着いて作業できています。
もちろん1日試しただけなので、線香だけの効果だと言い切ることはできません。ただ、例年なら何ヶ所か刺されている作業を最後まで気にせず続けられたのは事実です。煙の量を見ていると、まあそうだろうなという納得感はあります。
こんな人に向いている
向いているのは、庭やベランダ、畑、キャンプなど屋外で長時間過ごす人です。とくに草木の多い環境で蚊に悩んでいるなら、試す価値は十分あります。
逆に、室内やベランダでも煙がこもる構造の場所には向きません。この煙量を屋内に持ち込むのはかなり厳しいです。近隣との距離が近い集合住宅のベランダで使う場合も、洗濯物と煙の向きには気を配ったほうがいいと思います。
なお、専用の携帯防虫器と一緒に使うのがメーカー推奨です。太いぶん普通の蚊取り線香用の線香皿には収まりきらないことがあるので、初めて買う人は防虫器とのセットを選ぶのが無難です。
まとめ
・太さは普通の蚊取り線香の倍ほど。煙の量も段違いで、屋外専用なのがすぐ分かる
・2巻から1巻を外すときに折れやすい。平らな場所でゆっくりひねるのがコツ
・着火は普通のライターで10〜15秒。先端の角を狙うと着けやすい
・竹の斜面が近いベランダで半日作業して、刺されず、室内への侵入もなし
「外しにくさ」と「着火の遅さ」という小さな癖はありますが、それを差し引いても屋外での安心感が大きい商品でした。30巻入りなら1シーズン十分にもつ量なので、毎年蚊に悩まされている人は一度試してみてください。