【ハガレン】ホムンクルス7人の一覧|能力・生まれた順番・最後はどうなったのか

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皆さんこんにちは、たたらです。
『鋼の錬金術師』の敵として立ちはだかるホムンクルス、七つの大罪の名前を持つ7人。敵側だけど好き、という人も多いと思います。
この記事では、ホムンクルス7人の名前・能力・生まれた順番、そして最後はどうなったのかを一覧でまとめます。あわせて、唯一生き残ったのは誰か、旧アニメ版との違いまで。
※原作の結末に関わるネタバレを含みます。
ホムンクルスとは何者なのか
ホムンクルスは、お父様が自分の中から切り離した「七つの大罪」そのものです。
お父様はもともと、フラスコの中に生まれた小さな存在でした。人間の身体を得て力を蓄えたあと、自らを完全な存在に近づけるため、邪魔になる感情を切り離していきます。その捨てられた欲や怒りに、賢者の石を与えて形にしたのがホムンクルスたち。
つまり彼らはお父様の分身であり、同時にお父様が「いらない」と判断した部分でもある、ということです。ここを押さえておくと、終盤の展開に深みが増しますね。
彼らは身体の中に賢者の石を抱えているので、何度でも再生します(ラースだけは例外で、後述します)。逆に言えば、石の力を使い切らせれば倒すことができます。
ホムンクルス7人の一覧
| 名前 | 大罪 | 主な能力 | 最後 |
|---|---|---|---|
| プライド | 傲慢 | 影の操作 | 中身の姿に戻り、生存 |
| ラスト | 色欲 | 伸びる指(最強の矛) | マスタングの炎で焼き尽くされる |
| グリード | 強欲 | 身体の硬質化(最強の盾) | お父様に石を吸われ消滅 |
| エンヴィー | 嫉妬 | 変身 | 自ら核を潰して自害 |
| グラトニー | 暴食 | 何でも喰らう | プライドに喰われる |
| スロウス | 怠惰 | 怪力と超スピード | アームストロング姉弟らに敗北 |
| ラース | 憤怒 | 最強の眼 | スカーとの戦いで力尽きる |
生まれた順番
作中で明言されているのは、プライドが最初でラースが最後のみです。
プライドはお父様が最初に切り離した大罪で、見た目こそ少年ですが最古参。ラースは最も新しく、しかも他の6人とは成り立ちからして違います(後述)。
これが、ホムンクルスにとっては、ただの順番ではありません。プライドが他のホムンクルスを見下し、ときに喰らうことさえ躊躇しないのは、自分が最初に生まれた特別な存在だという意識があるからです。兄弟という言葉を使いながら、対等だとは一度も思っていないヒデー奴ですね。
なお、ネット上には7人全員の順番を並べた一覧が出回っていますが、作中で明言されているのは最初と最後だけです。
各ホムンクルスの能力と最後
プライド(傲慢)
セリム・ブラッドレイ、大総統の息子として人間社会に紛れ込んでいた最古のホムンクルス。正体は影そのもので、闇の中でなら自在に伸び、無数の目と口を持ちます。
作中でも屈指の強敵ですが、弱点は光と、影の届く範囲。
最後は、マスタングに真理の扉を無理やり開かせた代償で、身体がすでにボロボロになっていました。そこでエドの肉体を奪い取ろうとしたところ、取り込んでいたキンブリーの魂に内側から妨害され、防ぎ切れなくなります。残ったのは、手のひらに乗るほどの小さな身体だけ。
そして、ホムンクルスで唯一生き延びた存在でもあるのがプライドです。エピローグでは、ブラッドレイ夫人のもとで赤子から育て直されている姿が描かれます。ホムンクルスだった記憶は失われ、まっさらな状態から人間としてやり直す。この結末は、プライドが否定したかったものか、望んだものだったのでしょうか。

【引用:鋼の錬金術師26巻106話】
ラスト(色欲)
「最強の矛」。指が刃物のように伸び、大抵のものを貫きます。序盤から姿を見せる、メンバーの顔役のような存在。
最後はロイ・マスタング大佐によって倒されます。再生する暇を与えず、焼いて、焼いて、焼き続ける。賢者の石を使い果たしたラストは消滅します。
炎の錬金術師という能力が「ホムンクルス殺し」として最適だった、と示された場面でもありました。

【引用:鋼の錬金術師10巻39話】
グリード(強欲)
「最強の盾」。身体の炭素を操作して硬化させ、あらゆる攻撃を防ぎます。
そして唯一、2度登場するホムンクルスです。初代はお父様に反旗を翻して殺され、賢者の石として回収されたのち、リン・ヤオの身体を器に再生します。
最後は、お父様との決戦の中で。硬化とは逆に、お父様の身体を炭素のいちばん脆い形――炭に変え、エドが殴り抜けるための隙を作ります。その代償に石を吸い尽くされて消滅。器だったリンは生き延びました。
「欲しいものは全部欲しい」と言い続けた男が、最後に手に入れたものが何だったのか。ここは読み返すたびに刺さります。

【引用:鋼の錬金術師27巻108話】
エンヴィー(嫉妬)
姿を自在に変える能力。ヒューズを撃った張本人であり、イシュヴァール内乱の引き金を引いたのもこいつです。作中で最も好きで、最も嫌いなホムンクルスです。
最後は、復讐に燃えるマスタングに追い詰められたところを、エドに本心を言い当てられます。人間を見下していたエンヴィーが、本当は人間に嫉妬していたという理解。
図星を突かれたエンヴィーは、自分で核を引き抜いて死を選びます。7人の中で唯一の自害でした。

【引用:鋼の錬金術師23巻95話】
グラトニー(暴食)
何でも喰らい、腹の中に飲み込む。その腹部は偽の「真理の扉」になっていて、飲み込まれたものは中の空間に閉じ込められます。
知能は低く、ラストやプライドに従うだけの存在として描かれますが、その分だけ最後が救われません。弱ったところをプライドに喰われて、ラストに助けを求めながら死んでいきます。今まであらゆるものを食べてきたグラトニーが兄弟に食われるという、暴食にふさわしい幕引きでした。

【引用:鋼の錬金術師21巻87話】
スロウス(怠惰)
見上げるような巨体を持つホムンクルス。名前に反して動き出すと、実は最速のホムンクルスです。
国土全体に錬成陣を刻む穴を、ひとりで掘り続けていた張本人。文字通り国を一周する穴です。
最後はオリヴィエとアームストロング少佐、そしてカーティス夫妻の連携で追い詰められ、とどめは少佐とシグの二人がかり。棘の上に投げ飛ばされ、そのまま賢者の石が尽きます。倒れ際に「面倒くさい」とこぼす姿は、最初から最後まで一貫していました。

【引用:鋼の錬金術師24巻96話】
ラース(憤怒)
キング・ブラッドレイ大総統。7人の中でただひとり、最初から人間をベースに作られたホムンクルスです。
大総統候補として育てられた者たちに賢者の石を注入し、無数の魂の拒絶反応に耐えて生き残ったのがブラッドレイでした。このとき残った魂はたった一つ。予備がないため再生能力を持たず、老いるし、傷も治りません。代わりに与えられたのが「最強の眼」――相手の動きを見切り、あらゆる攻撃を捌く力です。
再生しないのに最強クラスという、ホムンクルスの中では異質な存在。ちなみに、リンの身体に賢者の石を注いで生まれた2度目のグリードも人間ベースなので、「人間から作られた」という点だけならラースひとりではありません。
最後はスカーとの戦いで力尽きます。死に際に語ったのが妻のことだった、という部分にホムンクルスでありながら、人間らしさを感じました。人造人間として作られ、人間の生き方を与えられなかった男が、最後に自分の人生をどう振り返ったのでしょうか。

【引用:鋼の錬金術師26巻105話】
ホムンクルスの目的は何だったのか
彼ら自身に目的があったわけではなく、すべてはお父様の計画のためでした。
お父様が狙っていたのは、国土全体を使った巨大な国土錬成陣を発動させ、真理の扉を開いて神を我が物にすること。そして、完璧な存在になることでした。ホムンクルスは、そのための実行部隊であり、人柱を集めるための道具です。
だからこそ切ないのが、彼らはお父様に必要とされていたわけではないという点。切り離された不要物である以上、はじめから道具でしかなかった。グリードが反逆し、エンヴィーが自ら死を選んだのは、そういった背景があったのかもしれません。
旧アニメ版とは設定がまったく違います
ここは検索していると必ず混乱するポイントですね。
原作/アニメ『FULLMETAL ALCHEMIST』(2009年) … この記事の内容。ホムンクルスはお父様が切り離した大罪
アニメ『鋼の錬金術師』(2003年) … 原作の途中からオリジナル展開。ホムンクルスは人体錬成の失敗作で、それぞれ元になった人間がいる
旧アニメ版ではラストもスロウスもラースも、正体・立場・最後がすべて別物です。とくに大きく違いがあるのは、旧アニメではプライドがキング・ブラッドレイであり、セリムはただの人間の子供だという点。「〇〇 最後 アニメ」で調べて話が噛み合わないときは、まずどちらの作品を指しているかを確認してください。
生き残ったのは誰か
改めて整理すると、プライドただ一人です。
ラスト、グリード、エンヴィー、グラトニー、スロウス、ラースは全員が死亡。プライドだけが、中身の小さな存在に戻ったうえで生かされ、人間として育て直されます。
最も傲慢だった者が、最もやり直す機会を与えられた。 これが、救いになってくれたら良いなと思います。
ホムンクルス戦を読み返すなら
決着がどこにあるかを整理すると、こうなります。
| キャラ | 単行本 | 話数 |
|---|---|---|
| グリード(初代) | 8巻 | 31話「己の尾を噛む蛇」 |
| ラスト | 10巻 | 39話「錯綜のセントラル」 |
| グラトニー | 21巻 | 87話「地下道の誓い」 |
| エンヴィー | 23巻 | 95話「烈火の先に」 |
| スロウス | 24巻 | 96話「二人の女傑」 |
| ラース | 26巻 | 105話「神の御座」 |
| プライド | 26巻 | 106話「傲慢の深淵」 |
| グリード(リン) | 27巻 | 108話「旅路の果て」 |
初代グリードとラストだけが序盤〜中盤で、残りは21巻以降に集中しています。全27巻を通しで読むのが理想ですが、目的の戦いだけを確認したいなら該当巻を狙うのが早いです。
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まとめ
- ホムンクルスはお父様が切り離した七つの大罪
- 最初に生まれたのがプライド、最後がラース
- ラースだけが最初から人間をベースに作られた特殊なホムンクルス
- 全員が倒され、生き残ったのはプライドのみ
- 旧アニメ版(2003年)とは設定がまったく別物
7人それぞれの最期を並べてみると、単なる敵キャラの全滅ではなく、お父様が「いらない」と切り捨てた感情たちの物語だったことが見えてきます。捨てられた側が、捨てた本人より人間らしかった。それがこの作品の敵役の面白さだと思います。
個別のキャラクターについては、順次掘り下げていく予定です。





