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リラクゼーションサロン開業の手順と費用|資格・保健所・開業届と、半年で黒字化した実例

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皆さんこんにちは、たたらです。

2025年10月に、神戸で「リラクゼーションサロン ソラリエ-Solalier-」を個人で開業しました。最初は別の仕事を続けながら週2日だけ営業し、半年以内に黒字化。今は週4日に増やして運営しています。

この記事では、リラクゼーションサロンを個人で開業するまでに実際にやったことを、順番どおりにまとめました。資格や保健所の要不要、開業届、初期費用と毎月のランニングコストまで、すべて実際の数字で書いています。

本業は理学療法士です。医療職の立場から、リラクゼーションと「マッサージ」「治療」の線引きについても書いておきます。開業前にいちばん誤解されやすいところなので、ぜひ読んでおいてください。

結論:個人でリラクゼーションサロンを開業するのに必要なこと

先に結論をまとめておきます。

項目必要?ひとこと
国家資格不要ただし「マッサージ」「治療」はうたえない
保健所への届出不要美容室やエステとは扱いが違う
開業届(税務署)必要事業を始めてから1か月以内が目安
青色申告の申請任意(出すべき)節税の効果が大きい
物件必要賃貸なら「店舗として使えるか」を必ず確認
保険実質必須火災保険と、施術中の事故に備える賠償保険の2つ
初期費用約40万円私の場合の実額
毎月の固定費約11〜12万円週4日営業の場合

リラクゼーションサロンは、始めるだけなら手続きのハードルはかなり低い業種です。そのぶん、「何を言ってはいけないか」と「お金が回るまでどう耐えるか」を先に考えておくのが大事だと感じています。

リラクゼーションサロンの開業に資格は必要?マッサージとの違い

資格がなくても開業はできる

リラクゼーションサロンの開業に、国家資格は必要ありません。民間のスクールが出している認定資格はたくさんありますが、どれも法律で義務づけられたものではありません。

ただし、資格がいらないからといって何をしてもいいわけではありません。

「マッサージ」と名乗れるのは国家資格者だけ

「マッサージ」を仕事として行えるのは、あん摩マッサージ指圧師という国家資格を持っている人だけです。無資格のリラクゼーションサロンが「マッサージ」と看板やホームページに書くのは避けてください。多くのお店が「もみほぐし」「ボディケア」「リラクゼーション」という言葉を使っているのは、このためです。

同じように、次のような表現も使えません。

  • 「肩こりが治る」「腰痛を改善」など、症状が良くなると言い切る表現
  • 「治療」「施術で〇〇が完治」など、医療行為を思わせる表現

理学療法士でも「治療院」としては開業できない

意外と知られていませんが、理学療法士の資格を持っていても、医師の指示なしに治療を行うことはできません。なので私も、治療院ではなく「リラクゼーションサロン」として開業しています。

もちろん、身体の構造や動きの知識は施術の組み立てにそのまま活きています。ただ、それをお客様への宣伝文句で「治ります」とうたうことは出来ません。資格の有無にかかわらず、ここはリラクゼーションサロン全体に共通するルールだと思ってください。

未経験から開業するなら

法律上は未経験でも開業できます。とはいえ、施術の技術と接客に自信がないまま始めると、リピートにつながりません。

未経験の方は、先にリラクゼーション施設で働いて経験を積むのがおすすめです。業務委託の形なら個人事業主として働くことになるので、確定申告や帳簿付けの練習にもなります。

保健所・開業届・青色申告|必要な届出まとめ

保健所への届出は不要

美容室やまつげエクステのサロンは、開業前に保健所への届出と検査が必要です。一方、リラクゼーションサロンは保健所への届出が不要です。

「サロン 開業」で調べると、美容系の情報が混ざって出てくるので、ここで迷う人は多いと思います。

開業届は税務署に出す

個人でサロンを始めるなら、税務署に開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を出します。事業を始めてから1か月以内に出すのが目安です。

私の場合は、もともと業務委託の仕事を個人事業主として受けていたので、その時点ですでに開業届を出していました。サロンのオープンに合わせて、屋号を「リラクゼーションサロン ソラリエ-Solalier-」に変更しています。すでに個人事業主として働いている方は、開業届を出し直さなくても大丈夫でした。

業務委託から開業したときの手続きや、屋号の変更をどうしたかは、こちらの記事で詳しくまとめています。

青色申告は初年度から出しておく

青色申告にすると、最大65万円の特別控除が受けられるなど、節税の効果が大きいです。そのためには、税務署に「青色申告承認申請書」を出しておく必要があります。新しく開業する場合は、開業日から2か月以内が期限です。

私は初年度から青色申告にするために、マネーフォワード クラウドに登録しました。レシートや売上を入力しておけば、確定申告の書類までまとめて作れるので、帳簿付けが苦手でも続けられます。

申請の期限や、パーソナルミニプランで足りた理由は、こちらの記事にまとめています。

開業までの流れ(実際にやった順番)

実際にやったことを、順番に並べるとこうなります。

  1. 事業計画書を作る
  2. 物件を探す
  3. 保険に入る
  4. サロンの備品をそろえる
  5. インターネット回線を用意する
  6. 予約の受け口を作る(ホットペッパービューティー・公式LINE・ホームページ)
  7. Googleビジネスプロフィールに登録する

1. 事業計画書を作る

最初にやったのは、事業計画書の作成です。事業計画書とは、事業の全体像や戦略、収支の見込みをまとめた書類のことです。

開業するだけなら、事業計画書がなくても書類1枚で済んでしまいます。それでも、自分の事業の強みはどこなのか、いくら売り上げれば赤字にならないのかを、真剣に考えるきっかけになります。融資や補助金を受けるときにも必要になるので、一度は作っておくべきだと思います。

2. 物件を探す

一番苦労したのはここです。詳しくは、次の章でまとめています。

3. 保険に入る

入った保険は2つです。

1つ目は火災保険です。物件を借りる場合、「借家人賠償責任担保特約付き火災保険」への加入を条件にされることがよくあります。私はUSENの「お店のあんしん保険」に入りました。必要な補償内容と保険料を比べて、いちばん合っていると判断したためです。

USEN「お店のあんしん保険」

2つ目は、施術中にお客様にけがをさせてしまったときに備える賠償保険です。こちらは「みんなのサロン保険」に入りました。火災保険ではカバーされない部分なので、個人でも必ず入っておくべきだと思います。

4. サロンの備品をそろえる

費用的には、ここが1番かかりました。施術用のベッドやカーテンはもちろん、タオル、照明、収納など、物件に合わせていろいろなものを用意しています。

細かいものを買いそろえていくと、意外と金額がかさみます。クレジットカードの請求を見て、正直びっくりしました。最初から全部そろえようとせず、必要になったものから順に足していくのも大事です。

5. インターネット回線を用意する

予約管理やキャッシュレス決済のために、ホームルーターを置いています。GMOの「とくとくBB」を選びました。工事がいらないので、賃貸の物件でもすぐに使えるのがよかった点です。

6. 予約の受け口を作る

開業時にまず考えたのは、お客様が予約するまでの道筋を作ることです。ホットペッパービューティー、公式LINE、ホームページの3つを用意しました。それぞれどれくらい効いたのかは、後の章で書いています。

7. Googleビジネスプロフィールに登録する

最後に、Googleビジネスプロフィールに登録しました。Googleマップで検索したときに、お店の場所や営業時間が表示されるようになります。

無料で登録できて、お客様にお店の情報が伝わりやすくなるので、必ず登録しておきましょう。Googleマップにお店の名前が出てきたときは、「本当にオープンしたんだなぁ」という気持ちになりました。

Googleビジネスプロフィール

物件の選び方|マンション・賃貸・自宅で開業するときの注意

自分に必要な条件だけを満たせばいい

物件探しで大事なのは、自分が必要としている条件を満たしているかどうかです。

私は1人で運営する個人サロンにしたかったので、広い物件は必要ありませんでした。隠れ家のような雰囲気を出したかったこともあり、国道から少し入ったところにあるテナントを選んでいます。築50年の平屋をリフォームした一部屋です。

スタッフを雇って多くのお客様を回すなら、駅の近くで広い物件が必要になります。逆に1人で運営するなら、立地や広さにお金をかけすぎないほうが、固定費を抑えられます。

お客様の体験に直接かかわる部分にはとことんこだわって、それ以外はほどほどにする。限られた予算を、お客様に伝わるところへ回すのが大事だと考えています。

マンションで開業するなら「用途」を確認する

「マンションの一室でサロンを開きたい」と考える方も多いと思います。ただし、住居用として貸し出されている部屋は、契約上お店として使えないことがよくあります。管理規約で、不特定多数の人が出入りする使い方を禁止しているマンションもあります。

契約する前に、「リラクゼーションサロンとして使っていいか」を必ず不動産会社と大家さんに確認してください。後から発覚すると、退去を求められることもあります。

自宅で開業する場合

自宅サロンなら家賃がかからないので、固定費を大きく下げられます。そのかわり、自宅の住所をお客様やネット上に公開することになります。持ち家か賃貸か、家族の理解が得られるかも含めて、慎重に考えたほうがいいと思います。

開業資金と初期費用の内訳(実額)

初期費用は約40万円

開業までにかかった初期費用は、次のとおりです。

項目金額
物件の契約(敷金・礼金・仲介手数料など)約200,000円
サロンの備品約180,000円
消耗品約10,000円
インターネット回線約5,000円
合計約400,000円

リラクゼーションサロンは、大きな機械や専用の設備がいらないぶん、ほかのサロン業態に比べて初期費用を抑えやすい業種です。

毎月のランニングコスト

開業してからは、毎月次のような費用がかかっています。

項目月額
家賃50,000円
広告費45,000円
水道・光熱費約3,000円
インターネット回線約5,000円
交通費営業日×500円(週4日で約8,000円)
雑費約2,000〜3,000円
合計約11〜12万円

家賃と広告費で、全体の8割近くを占めています。開業前にシミュレーションするときは、この2つを中心に「毎月いくら売り上げれば赤字にならないか」を計算しておくと、現実的な目標が立てられます。

補助金を使うなら

小さな事業者向けの補助金として、「小規模事業者持続化補助金」などがあります。チラシやホームページ、設備への投資に使えることがあります。

ただし、補助金は基本的に後払いで、公募の時期や条件も回ごとに変わります。使いたい場合は、地域の商工会議所や商工会に早めに相談してみてください。

予約が入るまでの集客導線

開業して1年近くたった今、予約のきっかけとして実際に効いているものを正直に書いておきます。

ホットペッパービューティーが、新規のお客様の入口として一番大きいです。「近くのリラクゼーションサロン」を探している人に直接見つけてもらえるのは、開業したばかりの個人サロンにとって大きな強みです。

口コミ・紹介も、たまにあります。来てくださったお客様がご家族やご友人を紹介してくださるのは、本当にありがたいです。

ホームページから予約してくださる方もいます。ホットペッパービューティーでお店を知ったうえで、ホームページを見て雰囲気を確かめてから予約する、という流れも多いと感じています。

チラシは、「見たことがある」と言ってくださるお客様はいました。ただ、チラシがきっかけで予約した方は、今のところいません。

個人サロンが最初にお金をかけるなら、まずは予約サイトへの掲載だと思います。チラシは、お店の存在を知ってもらうための補助くらいに考えておくのがちょうどいいです。

週2日で開業して、半年で黒字化するまで

別の仕事を続けながら、週2日で始めた

開業したとき、サロンの営業は週2日だけにしていました。もともとの業務委託の仕事を続けながら始めたのは、リスクヘッジのためです。

開業したばかりのサロンは、予約がすぐに埋まるとは限りません。サロンの売上だけで生活しようとすると、赤字の月が続いたときに焦って、値下げや無理な広告に走りがちです。別の収入があったおかげで、最初の数か月を落ち着いて運営できました。

半年以内に黒字化

毎月の固定費が約11〜12万円なので、まずはこれを売上で超えるのが最初の目標でした。週2日の営業でも、開業から半年以内に黒字化できています。

売上が伸びてきたので週4日に

売上がかなり伸びてきたタイミングで、営業日を週4日に増やしました。

営業日を増やすと、交通費などの費用も増えます。それでも予約が入りきらない日が出てくるなら、増やすタイミングだと判断しました。最初から週5〜6日で始めるより、小さく始めて予約の入り方を見ながら広げていくほうが、個人サロンには合っていると感じています。

まとめ

リラクゼーションサロンの開業について、実際にやったことと費用をまとめました。

  • 国家資格も保健所への届出も不要。ただし「マッサージ」「治療」はうたえない
  • 開業届は税務署へ。青色申告は初年度から申請しておく
  • 初期費用は約40万円、毎月の固定費は約11〜12万円(週4日営業の場合)
  • 集客はホットペッパービューティーが中心。チラシはきっかけにはなりにくい
  • 別の収入を確保しながら週2日で始めて、半年以内に黒字化

小さくサロンを始めたい方の、目安のひとつになればうれしいです。

私のサロンの公式ホームページはこちらです。

リラクゼーションサロン ソラリエ-Solalier-

公式LINEもあるので、興味がある方はのぞいてみてください。

https://lin.ee/StUuKcM

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