個人サロンの保険はどれに入る?みんなのサロン保険の補償内容と年間保険料を公開

皆さんこんにちは、たたらです。
2025年10月に、神戸でリラクゼーションサロンを個人で開業しました。開業するときに、実際に入った保険は次の2つです。
- 施術中の事故に備える賠償保険:みんなのサロン保険
- 物件と設備に備える火災保険:USENの「お店のあんしん保険」
この記事では、みんなのサロン保険で実際に選んだ補償と、1年分の保険料を公開します。あわせて、「つけなかった補償」とその理由、個人サロンが保険を選ぶときに気をつけたいポイントもまとめました。
開業の全体の流れや費用は、こちらの記事にまとめています。
結論:個人サロンの保険は「賠償」と「火災」の2本立て
先に結論です。
| 保険 | 何に備えるか | 私が入ったもの |
|---|---|---|
| 賠償責任保険 | 施術中や店内の事故で、お客様や第三者に損害を与えたとき | みんなのサロン保険 |
| 火災保険 | 火事や水漏れで、借りている物件や設備に損害が出たとき | お店のあんしん保険 |
みんなのサロン保険の保険料は、賠償責任補償と休業補償をつけて1年で16,010円です。月あたりにすると、約1,300円になります。
賃貸物件で開業するなら、火災保険は契約の条件として求められることがほとんどです。一方、賠償責任保険は誰にも強制されません。だからこそ、自分で意識して入っておく必要があります。
リラクゼーションサロンに賠償責任保険は必要?
事故は「施術」以外でも起きる
リラクゼーションサロンの施術は、エステや脱毛のように機械や薬剤を使いません。「うちは手技だけだから、事故なんて起きない」と思うかもしれません。
ただ、お店で起きる事故は施術だけではありません。
- 施術ベッドから降りるときに、お客様がふらついて転んでしまう
- 入口の段差につまずいて、けがをさせてしまう
- お出しした飲み物をこぼして、お客様の服を汚してしまう
- お預かりした上着やバッグを傷つけてしまう
どれも、ちょっとした不注意で起こりうることです。個人事業主は、賠償を求められたら自分の財産から払うしかありません。数十万円、数百万円の請求になれば、それだけでお店を続けられなくなります。
年間1万円台で「もしも」に備えられる
私が入った賠償責任補償は、年間8,790円です。1億円を限度に賠償責任を補償してくれて、お客様がけがをしたときの治療費を、賠償責任の有無にかかわらず支払ってくれる補償もついています。
月に換算すると1,000円もかかりません。この金額で「もしも」のときにお店を守れるなら、入らない理由はないと考えました。
みんなのサロン保険で選んだ補償と保険料
実際に選んだ補償
みんなのサロン保険は、必要な補償を「ユニット」ごとに選んで組み合わせる仕組みです。私が選んだのは次の2つです。
| 補償 | 内容 | 年間保険料 |
|---|---|---|
| 賠償責任補償 | 賠償額1億円限度 | 8,790円 |
| 休業補償 | 保険金額1,000万円限度 | 7,220円 |
| 合計 | 16,010円 |
賠償責任補償の中身
賠償責任補償には、次のような補償がまとめて含まれています。
| 補償 | 限度額 |
|---|---|
| 生産物危険(施術や販売した商品が原因の事故) | 1事故1,000万円 |
| 受託物危険(お預かりした物の損害) | 1事故100万円または時価額のいずれか低い額 |
| 受託不動産補償(借りている物件への損害) | 1事故5,000万円または時価額のいずれか低い額 |
| 第三者医療費用補償 | 被害者1名につき50万円、保険期間を通じて1,000万円(自己負担額0円) |
| サイバーリスク賠償責任補償 | 100万円(広報・お見舞費用30万円) |
個人サロンでうれしいのは、第三者医療費用補償です。お客様がお店でけがをしたとき、お店に法律上の責任があるかどうかがはっきりしなくても、治療費を払える仕組みになっています。お客様との関係をこじらせずに対応できるのは、大きな安心材料です。
サイバーリスクの補償がついているのも、今どきだと感じました。予約システムやLINEで顧客情報を扱っているので、情報漏えいへの備えも最低限できています。
休業補償をつけた理由
1人で運営している個人サロンは、私が施術できなければ、その日の売上はゼロです。スタッフに代わってもらうこともできません。
休業補償は、営業できなくなったときの収入の減少に備えるための補償です。保険料は賠償責任補償とほぼ同じくらいかかりますが、1人サロンにとっては「お店を開けられない」ことが一番の痛手なので、あわせてつけることにしました。
どんな場合に補償されるのかは、保険ごとに細かい条件があります。加入する前に、公式サイトで補償の対象になる事故を確認しておいてください。
つけなかった補償とその理由
みんなのサロン保険には、ほかにも選べる補償があります。今回つけなかったものと、その理由です。
| 補償 | つけなかった理由 |
|---|---|
| 光脱毛等補償特約 | 脱毛の施術をしていないため |
| 火災補償 | USENの「お店のあんしん保険」で火災保険に入っているため |
| 地震補償 | 今回は見送った |
| 弁護士費用等補償特約 | 今回は見送った |
火災補償は、みんなのサロン保険でもつけられます。ただ、私は物件の契約の条件にあわせて、先にUSENの「お店のあんしん保険」で火災保険に入っていました。同じ補償に二重で保険料を払わないように、みんなのサロン保険では外しています。
お店のあんしん保険を選んだ理由は、こちらの記事で書いています。
これから開業する方で、まだ火災保険を決めていないなら、みんなのサロン保険の火災補償とまとめて1つの保険にするのもありだと思います。
個人サロンが保険を選ぶときの注意点
医療行為が原因の事故は補償されない
サロン向けの賠償保険は、医療行為が原因の損害を補償の対象外にしています。
リラクゼーションサロンで「治療」をうたったり、医療行為とみなされるような施術をしたりすると、いざというときに保険が使えない可能性があります。理学療法士の資格を持っていても、リラクゼーションサロンでできるのはあくまでリラクゼーションの範囲です。
資格とリラクゼーションの線引きについては、こちらの記事で詳しく書いています。
補償が始まる日から逆算して申し込む
みんなのサロン保険は、補償が始まるのが毎月1日です。支払い方法ごとに申し込みの締め切りがあり、クレジットカード払いなら前月25日、コンビニ払いや銀行振込なら前月20日までに手続きが必要です。
オープン日の直前に申し込むと、補償の開始がオープンに間に合わないことがあります。開業日が決まったら、その前の月のうちに申し込んでおくと安心です。
業種を正しく選ぶ
サロン向けの保険は、美容室・エステ・ネイル・まつげ・リラクゼーションなど、業種によってプランや保険料が変わります。見積もりを取るときは、自分のサロンの業種を正しく選んでください。実際と違う業種で入ると、事故のときに補償されないおそれがあります。
まとめ
個人でリラクゼーションサロンを開業したときに入った保険をまとめました。
- 個人サロンの保険は「賠償」と「火災」の2本立て
- みんなのサロン保険は、賠償責任補償と休業補償で年間16,010円
- 火災保険はUSENで入っていたので、火災補償は二重にしなかった
- 医療行為が原因の事故は補償されない。施術はリラクゼーションの範囲で
- 補償の開始は毎月1日。開業日から逆算して前の月に申し込む
保険は、何も起きなければ出番のないものです。それでも、1人でお店をやっている以上、何かあったときに頼れるのは自分だけです。年間1万円台で安心して施術に集中できるなら、十分に元が取れていると感じています。
サロン開業の手続きについては、こちらの記事にまとめています。



